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- はじめは調子が良かったけどドンドン損失が目立つようになってきた
- いやいや、はじめから全然勝てない
- 自動売買は裁量トレードよりも勝ちやすいはずなのにおかしい!
- バックテスト通りの結果にならない!

私も体験してきました。ここでリタイヤするのか、リカバリーできるかが今後の大きな分かれ道です。
この記事では、今まで私が体験してきた経験を元に、①どんなことをやって勝てないときに乗り切ったのか?②どのようなタイミングでEAを変えたらいいのか?などの情報提供をしたいと思います。
私の考えるEAを利用した自動売買で有効なコツについて解説します。EAを利用した自動売買でなかなか結果が出ない人は是非、最後までお付き合いください。
『そもそもMT4の自動売買って何ぞや?』という方は、こちらから確認してみてください。
EA自動売買で勝てない原因を細分化
最初にEAを利用しても勝てない原因について解説します。EAを利用しても勝てない原因は以下の6つです。ちなみに、勝てない原因の全てが自分が悪いからとは限りません。
- 使っているEAが良くない
- 相場環境が変化した
- 資金管理ができていない
- 自動売買なのに余計なことをしてしまう
- 一つだけのEAを使う
- 提供されているEAが悪い
EAで勝てない①そもそも使っているEAが良くない
上記はゴゴジャンで2019年7月にランキング1位になっているEAです。

初めは、自動売買を始めたけど最初から全然勝てないというケースで確認していきましょう。
まず疑うべきは使っているEAの成績が良くない可能性、クズEAを使っている可能性です。EAの主な入手先としてgogojungleなどの販売サイトがあり、私のメインの入手先でもあります。
EAを購入する時一番気になるのはバックテストの成績です。なぜなら、バックテストを見れば、そのEAの実力がわかるからです。
MT4のバックテストや利用方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
【参考:MT4で自動売買する方法やEAの使い方を画像でわかりやすく解説!】
実際に販売されているEAをチェック!
ランキング1位で、一番人気のEAがブルームーンです。バックテストの成績を見るとグラフは右肩上がりです。一見期待できそうに感じますが高い利益を出せるEAとは限りません。
なぜなら、バックテストに用いられたデータは過去の市場データだからです。 またバックテストの成績は、販売者が成績のグラフを右肩上がりになるように、いじることもできます。
そのためバックテストの成績が良くても、実際に使ってみると成績が悪いEAは本当に多いです。
バックテストの結果は重要ですが、業者が出したものを信用するだけではなく、テスターで自分でやってみることが重要です。
EAで勝てない②急に相場環境が変化した
EAは相場環境の変化にとても弱いです。相場環境が変化すれば、勝率99%のEAが勝率10%になることも多くあります。
EAで最も多いタイプはレンジ相場に強い逆張り型のEAです。逆張り型のEAがずっと勝ち続けるためには、価格が一定の範囲内に収まる必要があります。
逆張り型のEAを使っている時に、想定を超える大暴騰や大暴落が起きれば、強制ロスカットになることがあります。実際に、2019年1月のフラッシュ・クラッシュでは、成績の良かった多くのEAの成績が急激に悪化しました。(※市販EA以外も含める)
またそのような大きな値動きではなくとも、ドル円が3円ぐらい一方的に上下するだけで、成績が悪くなるEAも多いです。
EAで勝てない③資金管理ができていない
EAは自動売買なので、FXをやったことがない初心者でも勝てると思っている人も多いですが実際は違います。なぜなら、負けるトレーダーは資金管理ができていないことが多いからです。
資金管理できていない=投資経験が浅いという式が成り立ちます。
資金管理ができないトレーダーは大きな利益を狙おうとします。
大きな利益を狙うためにはlot数を大きくしなければなりません。その結果、証拠金に見合わないlot数のポジションを保有します。
もし、そのような時にドローダウンが起きれば、一気に証拠金を失ってしまいます。
裁量トレードだけでなく、自動売買でも資金管理は必須です。

いくら良いEAを設定しても、背伸びした利益を求めると敗北する原因になります!
EAで勝てない④自動売買なのに余計なことをしてしまう
私の体験から言うと、自動売買を始めたばかりの方がよくやってしまう失敗例は余計なことをすることです。
いわゆる蛇足です。蛇に足を書いてしまったら蛇ではない生き物になってしまいます。自動売買においても、余計なことをして負けてしまうということは起こり得ます。
自動売買を始めたばかりの人の失敗例
私も、自動売買のルールとは違うことをしたことがありますが、その結果は良くないものでした。
証拠金の全額を失う事態は避けましたが、無駄な損失を出してしまったのです。
自動売買のメリットは、人間の感情や負けるトレーダーの思考を排除できることです。せっかく自動売買をしても、余計なことをしては良い結果は生まれません。
EAで勝てない⑤一つのEAを過信して使い続ける
一つのEAを使うだけで自動的にお金が増えていけば楽な話です。しかし、一つのEAだけに頼ると大きなリスクを背負うことになります。
一つのEAしか使っていなければ、連敗をすると大きな損失を出してしまいます。 もし、違うタイプのEAも使っていればどうでしょうか?一つのEAは損失を出しても、トータルで見れば小さな損失で済みます。
ただし、複数のEAを使っていても、同じタイプのEAを使う場合は意味がありません。
例えば、どちらもクロス円の取引を繰り返すEAです。
どちらのEAも調子が良ければ問題有りません。しかし、成績が悪ければ、ドル円のEAで損失を出し、ユーロ円とポンド円を取引するEAでも大きな損失を出してしまいます。
これではリスクが分散されないので意味がありません。2種類以上の通貨ペアで取引する場合は、ドル円とユーロドルのような、クロス円とドルストレードに分けることをおすすめします。
EAで勝てない⑥提供されたEAが悪い
ネット上で販売されているEAのなかには、個人や法人が目立つような宣伝をして、EAを販売していることがあります。
例えば、『月利◯%!100万円儲けた利用者が多数!』のような宣伝です。
このような宣伝をしている人や企業から提供されるEAは全く役に立たないEAを提供していることが多いです。
特にMLMのような多くの人を期間限定で募集するEAは100%信用できません。本当に儲かるのなら、わざわざ不特定多数の人に儲かるEAを提供する必要はないのです。
また仮に儲かるEAでも一度に1000人以上の人が同じEAを同じタイミングで使い続けると、間違いなく業者側に対策され、儲からなくなります。
このような事情もあるのでgogojungleのようなきちんとした販売サイトで購入した方が良いです。
勝てるEAの条件とは
ここからは勝てるEAの条件について確認していきましょう。上記の勝てない状況を踏まえて解説します。私の考える勝てるEAの条件は以下の4つです。
- バックテストだけでなく、フォワードテストの成績も良いEA
- 取引期間が長いEA
- プロフィットファクターの数値が高い
- 勝率が極端でない!高すぎるのは疑うべき!NGです!

全ての条件が当てはまる必要はないですが、4つのうち3つの条件は満たしたいものです。詳しく見ていきましょう。
①バックテストだけでなく、フォワードテストの成績も良い
良いEAかどうかを見分ける判断基準として、バックテストの成績だけで判断するのは良く有りません。 大事な点はそのEAがフォワードテストも行っているかという点です。
フォワードテストとは 実際にどのぐらいの成績を残せるかシミュレーションをすること。
フォワードテストは実際に動かした結果のデータです。現在もそのEAは動き続けているのでバックテストのように結果をいじることができないのです。
先ほど載せたブルームーンというEAのフォワードテストです。外為ファイネストデモ口座で実際に動かしている結果が表示されています。
ブルームーンはフォワードテストも行っているEAです。販売開始から人気のEAです。出品者に直接質問もできるので安心して利用できます。
EAを購入する場合は、フォワードテストも行っているEAを選んだ方が無難です。
②取引期間が長い
EAの信頼性で大事な点は取引期間が長い点です。私も一番重視しています。
トレードのスタイルによって期間は違いますが、正直1年や2年のみの成績では不十分です。なぜなら、相場環境がたまたまそのEAに適していたから、良い成績を残している場合もあるからです。
例えば、2017年と2018年のドル円の値幅は過去40年以上のドル円相場を見てもとても低い水準です。
下記の画像は過去46年間のドル円の値幅です。
【出典:三井住友アセットマネジメント「ドル円の値幅が年々縮小している理由」】
2017年の平均値幅11.28円 2018年の平均値幅9.99円 過去46年の平均値幅26.9円 リーマンショック以降の平均値幅17.13円
ご覧のように、2017年と2018年の2年間はかなり年間値幅が低いです。このような相場環境では、逆張り型のEAは良い成績を出しやすいです。
しかし、2019年1月にフラッシュ・クラッシュが発生し、多くのEAが大きな損失を出しています。
つまり、2年ぐらいの取引実績では、相場環境が変化した時もそのEAが破綻しないかはわからないのです。
私は最低でも3年以上の実績があるEAを選びます。10年ぐらいあれば盤石です。もし、リーマンショックに耐えられたEAがあれば、とても信頼性が高いEAです。
③成績の良いEAはプロフィットファクターの数値が高い
【ブルームーンのプロフィットファクター】
成績の良いEAはプロフィットファクターの数値が高いです。
プロフィットファクターとは損益率のことです。全ての利益と損失の数値が大きければ大きいほど割の良い投資と判断できます。
プロフィットファクターが高いEAは利益は伸ばし、損失は抑えられているEAです。 プロフィットファクターは最低でも1、できれば1.5以上の数値のEAを使いたいです。
④勝率が高すぎるEAはNGです!!
EAを販売している業者のなかには『勝率99%以上!』など魅力的な宣伝をしている業者もあります。
しかし、勝率が高すぎるEAは信用してはなりません。 なぜなら、ロスカットを全くしていないから勝率が高いからです。

勝率99%は嘘ではないですが、たった一度の失敗が強制ロスカットという話はよくあります。
この辺りの判断をできるようになると変なEAをつかむことはなくなってくるでしょう。
FXで大事なのは、勝率ではなくいくら利益を出せるかです。したがって、ペイオフレシオの大きいEAを使うようにしましょう。
続いて、EA自動売買で勝つために必要な条件や注意したい点について確認していきます。
EAを使った自動売買で勝てる人の特徴とは
裁量トレードで全く勝てない人が自動売買をすれば、100%勝てるようにはなりません。自動売買でもトレーダーのマインドは必要です。
- EAを信じ続けることができる
- 資金管理の大事さを知っている
- トレードの戦略を持っている
EAを信じ続けることができる
いくら優秀なEAを使っても、EAを使う人間がEAを信じていなければ勝てるようになりません。
EAは自動的に勝ったり負けたりを繰り返しながら利益を積み重ねていきます。 含み損が大きくなった時に、あなたの判断に勝手にロスカットをしてはなりません。
なぜなら、EAのこれまでの成績は計算された利益と損失によって出た実績です。
したがって、EAが利益を出しても損失を出しても見守ることが大事です。もちろん、EAが破綻することもありますが、それはそのEAが悪いEAだったのか、相場環境に合っていなかったかのどちらかです。
長期的に利益を出したいのなら、EAを信じ続けることが大事です。

また、EAを信じるために基本的な知識を備えておく必要があります。
資金管理の大事さを知っている
EAを利用した自動売買でも資金管理は重要です。成績の良いEAでもlot数が多すぎれば破綻します。
例えば、私が以前使った逆張り型のEAは大きなトレンドが発生した時に大きな損失を出しました。
しかし、全く同じEAの別口座は損失を出さずに持ちこたえることができました。なぜならlot数が抑えられていたからです。そのため含み損が一時的に膨らんでも、結局持ちこたえていました。
このように自動売買でも資金管理は必要です。EAを始めて使う場合は、最初は低lotで回すことをおすすめします。
トレードの戦略を持っている
トレードで大事なのは戦略です。自動売買でも毎日利益が出続けるわけではありません。時々損失を出すこともあります。
例えば、EAを動かした時に、どうすれば破綻しないか、どこまでの下落なら耐えられるかなどを想定しておくことは大事です。
戦略を持つためには、最初は過去の実績で判断します。さらに、自動売買をやっていけば、だいたいどれぐらいの資金で回せば安全かわかるようになります。
またEAによっては得意な通貨ペアと苦手な通貨ペアがあります。この場合、得意な通貨ペアのみ取引するか、苦手な通貨ペアのlot数のみ少なくすれば、損失が減ります。
このように、EAで自動売買をする場合も戦略は必要です。戦略がはっきりしていれば、いきなり大きなlot数で取引することが減ります。
EAを利用した自動売買で勝つためのコツ
ここからはEAを利用した自動売買で勝つためのコツについて解説します。EAで継続的に勝ち続けるためには、まず強制ロスカットに遭わないことが大事です。
- 良いEAを複数組み合わせて使う
- 口座を分ける
- EAをダウンロードして終わりではなく工夫をする
良いEAを複数組み合わせて使う
自動売買の世界で継続して勝っているトレーダーは一つのEAに5,6本のロジック(トレードルール)を入れている人もいます。
2つ以上のEAを組み合わせることで、一つのロジックが負けても、残りのロジックで利益にすることができるからです。
一つのEAに頼るのはリスクが高すぎます。当然、成績が悪いEAは入れ替えなども行います。この作業を繰り返すことで、安定して利益を出し続けることができます。
口座を分ければ、資金が0になるリスクを減らせる
EAを使う時にさらにリスクを抑える方法は、口座を分けることです。もし、一つの口座に複数のEAを設定すると、一つのEAが大きな損失を出して口座全体の証拠金を吹き飛ばすことがあります。
しかし、EAを一つの口座だけでなく複数の口座に分けていれば、仮に、一つの口座の残高が0円以下になっても、片方の資産は残ります。
ただし、海外FXで自動売買する場合は、複数口座での同一通貨ペアの両建てを禁止している業者が多くいるので注意してください。
EAをダウンロードして終わりではなく工夫は必要
EAをダウンロードすれば、後は何もしなくてもよいわけではありません。
最初は、初期設定のパラメータ通りで動かしてよいです。しかし、成績が思ったように伸びなければ、EAのパラメーターの設定を変えてどうなるか見ます。
成績が改善しなければ、そのEAは使わない方が良いです。逆にパラメーターを変えたら成績が良くなるケースもあります。
ただし、短期間にパラメータを何度も変更することはおすすめできません。短期トレードでも1ヶ月以上は同じパラメーターで動かしましょう。
MT4でEAを利用した自動売買で勝ち続けるためには、資金管理が最も大事
MT4でEAを利用した自動売買で勝ち続けるためには、良いEAを探し当てることが大事です。
しかし、それ以上に大事なのが資金管理ができることです。なぜなら、成績の良いEAでもlot数を上げすぎると成績が悪くなるからです。一度に複数のポジションを持つEAを使う場合は、なおさら資金管理ができていなければなりません。
また良いEAを探す時は、フォワードテストの成績が良く取引期間が長いEAから探すと良いでしょう。