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当サイトでは、投資初心者は定期預金や国債購入、投資信託よりクラウドファンディングがおすすめですとお伝えしてきました。実際に私もやってみて、ほったらかしで本当に稼げるのか実験中です。
私が利用しているのはクラウドクレジットで、基本的なことはトップページのマンガでお伝えしています。
最近、クラウドクレジットからのメールが多すぎて少し不安になっています。企業からの情報が多いときは、①資金集めをしたいとき、②悪い環境を変えたいとき、③言い訳をしたいとき、こんな感じだと勝手に思っています。
運用状況の中間報告もしてくれるので安心はしていますが、すこ~しイヤな予感がしています。
COVID-19の影響は海外の方が被害甚大
完全放置のまま満期を迎えようと思っていたクラウドクレジットですが、今年に入り新型コロナウイルスの影響で国内でも経済的被害が拡大しています。
日本国内より海外の方が被害は甚大です。満足な医療を受けられない後進国ではウイルスが蔓延している事態を把握できていない国が未だにあることも事実です。
クラウドクレジットは後進国で融資を受けらない事業者に高金利で融資をして回収する事業がメインです。最近の報告書ではCOVID-19というタイトルが多いのも気になっています。海外にコーディネーターと呼ばれる現地スタッフがいて、融資から回収、中間報告は現地スタッフが行っていますが、経費も結構かかっているように感じられます。
予定どおりに返還してくれれば何も文句はありませんが、メールの内容からクラウドクレジットの内情を読み解いていきます。
【参考:クラウドクレジットは頻繁にファンドの状況を通知してくれる!】
海外でも利払いの停止、元金返済期限を延長措置が取られている
海外でも新型コロナウイルスによる経済後退の波は大きく、後進国であるほど被害は甚大です。日本は自粛要請と、企業や飲食店への休業要請で事態は終息に向かっていますが、海外では警察や自衛隊が見回り、自宅を出た人へは日本円で20万円ほどの罰金を課す国も多いです。
国民性にもよると思いますが、政府が国民を押さえつけている国が大半です。政府は経済力を背景に政治を行います。つまり、力の強い政府は経済政策にも強硬手段を取ることが多いのです。
クラウドクレジットの報告によると、ロシア、カザフスタンでは一定期間の利払いと元金の返済期限の延長を政府が決めたようです。クラウドクレジットとしては引き続き残金の返済を求めていくとしています。
クラウドクレジットは2020年4月に満期を迎えるはずだった4つのファンドの期間延長を発表しています。
新型コロナウイルスの影響だから仕方ないですけど。世界が日常を取り戻すことを願うばかりです。
私のファンドの中間報告書も来ました
こちらの記事でも書きましたが、ユーラシア金融事業者ファンド33号と米ドル建マイクロローン事業者ファンド31号に50万円ずつ出しています。
何も考えずに利回りの高いファンドを購入しましたが、ユーラシア金融事業者って・・・ユーラシアって範囲が大きすぎますよね。別にいいんですが。
上記に米ドル建マイクロローン事業者ファンドの報告書を載せましたが、利回りは決して良くないと感じています。運用手数料が4%、胴元の取り分ですが、運営経費と別計上されている可能性もありそうです。
アメリカは州によって上限金利が違いますが、免許を受けていない金融業者の上限金利は16%です。ニュージャージーやニューハンプシャー州では30%が上限金利になっています。
まさか、無免許業者と契約しているとは考えられませんが、16%と30%の平均の23%でお金を貸したと想定してみましょう。
想定する前に1万円あたりの分配金を確認すると1万円あたり100円~200円前後。22号なんて35円です。これはヒドい!
実際の利回りで計算すると1%未満です。22号に関しては0.35%、新型コロナウイルスの影響や為替の影響を考慮しても10%前後で募集をかけているファンドが1/10以下になるのはおかしいと感じるのは私だけでしょうか?
- 23%で融資をして満期1年の融資はあるのか?
- 表面利回りで募集したファンド、ここまで回収率は悪い?
- そもそも、回収できていないのでは?
- 中間業者に問題があるのではないか?
- 不当にクラクレが利益を得ているのではないか?
会社員時代、消費者金融に勤めていた私の感覚では返済できなくなる人(デフォルト)は10%前後でした。大抵の方は遅れながらも返済や完済できていました。
ファンドの名前もよく見ると、マイクロ(小さい)ローン事業者ファンドなので、アメリカの個人事業主に運転資金として1年短期でお金を貸すようなファンドだと考えられます。アメリカは世界一の経済大国ですし、デフォルトが10%を超すことはないと思っています。もし、超えているなら回収のやり方がわかっていない業者がやっているはずです。
本当に回収できていないのか、胴元が利益の大半を持っていってるのか、経費が必要以上にかかっているのか、どこかに理由があると思われて仕方ありません。
『実質利回り1%なら投資信託でいいじゃん!』という話になってきます。
満期になって戻ってきました。気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください。
まとめ 完全放置で稼げるというのは甘かったか?
ソーシャルレンディングは、株式投資より低リスク、投資信託よりも高利回りの両者の中間の商品として注目を集めてきました。どのような事態であれ、10%で約束していたものを1%で平気で返還しているなら、投資家を低く見ているとしか考えられません。
投資信託でも成績が良ければ3%~5%の利回りの商品は多くあり、手数料を抜いても1%~2%前後利回りがあるものは結構あります。
投資信託は日経平均株価に連動する商品が多いですが、値動きが日々変動する商品を売買して利益を得ています。実際に相場で利益を出し続けることは難しいです。
反対にソーシャルレンディングは為替リスクはあるものの、株価は気にせず企業に直接融資をするので融資先を見つけて、コーディネーターを探せば後は回すだけです。インフラが整えば後は難しいことはないはずです。
これを1%前後の利回りで返金してくるのは、運営する能力が低いのか、本気でやっていないのか、利益を抜いているかのどれかです。
投資家もバカではないので、このような状況が続くのなら資金の引き上げをする人が増えてくると考えています。クラウドクレジットは自社資金で融資しているのではなく、企業や個人から集めた資金で事業を行っていることを理解してもらいたいと思っています。
先に4%抜いておいて、投資家に0.3%って・・・。どこから資金が出ているのか理解できていないのか、企業から受けている融資にだけ特別待遇をしているのか、あまり良い印象は持てません。
ちなみにクラウドクレジットの会社名を確認すると合同会社になっています。企業や個人からお金を集めているので株式会社にするべきでしたが、合同会社とは株式会社の廉価版のようなもので、決算の報告を外部にしたくないときに利用されるケースが多いです。
最近の例だとグーグルの日本法人が合同会社です。ネガティブな情報ばかり下りてくるので勘ぐって考えてしまうことも多いですが、杞憂に終わることを祈っています。私のファンドも満期を迎えたら、実際にいくら戻ってきたのか報告します。