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トランプ大統領1期満了に伴いアメリカでは大統領が11/3に決まります。大統領選で大きく為替が動くのではないかと予想しているトレーダーは多いのではないでしょうか?
実は私もその一人ですが、反対にここまで注目されていると動かないかもしれません。『かも』ですが。
というのも、2016年の大統領選は大荒れ相場でしたが、2012年と2008年の大統領選は大きく動いたという記憶がないんです。
大統領選で為替が動いたのではなく、大抵は『ヒラリーさんが勝利するだろう』と予想していましたが、まさかの大逆転でトランプさんが大統領に選任されたことで驚きと、とまどいで株価は売られ、米ドルは売られたものの『経営者としての手腕があるからアメリカ経済は持ち直すのではないか?』と冷静に分析された結果1日に5円以上の乱高下したのです。ポンド円が悲惨でした。
大統領選に余計な予想は無用です。4年前これで何人のトレーダーが退場したか。
動きが出てから第二波に乗るので十分だと思います。多くの人が動くと予想してるから反対に動かなかったりするかも。
— 川瀬遼太郎@FXアカ (@fxtraderkawase) October 25, 2020
ただし、前回大きく動いたことを経験則として、私たちトレーダーはできれば事前予想はせずにスクエアな状態でいたいものです。
今回の大統領選について少し考えてみたいと思います。
2012年と2008年の大統領選を振り返る
【出所:クローズアップ現代】
記憶にある方も多いかもしれません。2012年はバラク・オバマ氏2期目の選挙で見事当選を果たしました。
2008年はオバマ大統領とマケイン候補の戦い。オバマ大統領が勝ったんですが大統領選で為替相場が大きく動いたという記憶はありません。動いたとしても通常どおりの値動きだったと記憶しています。
それよりも翌年1月に行われる大統領演説がものものしい警備の中で行われ、はじめての黒人大統領の誕生で、反対派からの暗殺があるのではないか?という焦燥感から防弾ガラスが張られた中、大統領演説が行われました。日本ではこちらの方が大きく報道されました。
大統領選より所信表明演説でドルが売られたという記憶が残っています。FXニュースでは『無事に大統領になったことで材料切れからドル売りが起こった』と書いてありましたが、真相はわかりません。このときも損失を出したのでよく覚えています。笑
私は新しいアメリカの大統領に期待が集まってドル買いが起こると思っていたんですが・・・。これだから予想は嫌いです。
さて、アメリカ大統領は暗黙の了解で2期務めることが多いです。
例外的に数名の大統領が1期で退任していることもありますが、今回の注目ポイントはトランプ大統領は2期目を務めることができるのか?大統領の座を民主党に持っていかれるのかが焦点です。
それにしても、今回の大統領選は年寄り選挙ですね。70代の戦いです。
市場の予想はバイデン氏有利か?
大方の予想は民主党のバイデン氏が有利となっていますが、実際はわかりません。トランプ大統領はメディアと何度も衝突していますし、非常に仲が悪くて有名です。
『新聞などのフェイクニュースは読む価値がない』とも言い切っていて、メディア側も民主党寄りになっている可能性も考えられるからです。
世論操作という点ではメディアの方が強いですが、トランプ大統領が再選を果たしたらドルは大きく買われる可能性が考えられます。
また、バイデン氏が当選した場合は、経済には強くなさそうなので、ドルが売られるのではないでしょうか?(個人的な予想ですが)
次の大統領がどちらになるのか予想するのも構いませんが、前回のような大荒れ相場を想定すると事前にポジションを持っておくのはリスクが高いと川瀬は思います。
2016年に書いた記事がありました。当時の生々しい体験談や、今やFX界のときの人になったJINさんの動画があったり、大損した人がいたりと面白い内容なので、併せてご覧ください。
この記事の趣旨はFXに失敗から学んで勝っていこう!という内容です。FXで全戦全勝することは物理的に不可能です。…
4年前のことなのに鮮明に覚えています。日本時間の午前中から速報の嵐で、スプレッドは常に50pips以上離れていました。どこの会社もスプレッドを維持できないほどの大荒れ相場でした。
米ドル円は当時105円前後でしたが、一時100円近くまで下落して、そのまま元の価格まで戻り、3日後には107円近くまで上昇。当時、Twitterでは両津さんという方の予想が的中していて話題になりました。(ただし、本人も予想はしていたものの取れなかったみたいです)
大胆予想は・・・トレーダーはしない方がいいです
ファンダメンタルズや、どんな理由で相場が動くという予想はアナリストに任せておいて、私たちトレーダーは動いた方向についていくのが良いと思っています。
前回の教訓から考えれば、サプライズで動いた方向にポジションを取っても十分値幅は取れると思います。スプレッドが50pipsあっても取れることでしょう。(スプレッド原則固定でも、サプライズの場合は今も昔もスプレッドは開く)
一番怖いのは既存ポジションが逆に動いてしまうこと。
やばいくらい含み損になる可能性もあるので11/3はスクエアで臨みたいものです。
郵便投票の件が微妙なので報道の内容を確認した方がいいかも
アメリカは日本と郵便事情が違い、国民から郵便事業は信頼されていないようです。トランプ大統領は、郵便投票が自分に不利になると考え(本当かどうかは不明)郵便投票を無くすように訴えていますが、最終的にどうなったのかよくわかりません。
前回の大統領選と違い、数日後に大統領が決まる可能性を考えておいても良いかもしれません。後日結果がひっくり返ったら相場は大荒れだと思います。このように実際は結果が出てからでないとどうなるかわかりません。
流れについていって、しっかり稼いでいきましょう。私も今月は成績が悪いので、大統領選で相場が動くようなら損失を取り返そうと虎視眈々とチャンスを狙っています。
来月もがんばっていきましょう!
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11/3は私も朝からチャートとにらめっこをする予定です。