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最近「人生100年時代」や「老後の生活資金2,000万円」などのワードがニュースを賑わしています。
このようなニュースは老後の不安を煽るもので、「なにか資産運用をはじめないと」言った気分にさせられます。
それはお金を扱うプロである銀行員も同じです。ここでは銀行員は資産運用を行なっているのか実際のところをご紹介し、どういった種類の運用をしているのかについて説明したいと思います。
銀行員は資産運用をしているのか
結論から言えば銀行員の多くが資産運用をしています。ただし全員ではありません。
運用をしているのは男性か女性かで言えば、比率は男性の方が多いです。また年配か若手かでいうと年配の方が運用をしている割合は多いと感じます。
これは将来のことをどれだけリアリティを持って考えているかの差になっていると思います。
少し古い考え方ですが、銀行員の家庭では男性の給料の方が家計の収入に占める割合が多い(銀行員の奥さんは専業主婦の割合が比較的高いこともあります)ので、仕事で関わりも多いことから、運用に対し積極性が高いと思われます。
また年配の方は老後への危機感が強いことやある程度のまとまった投資資金が準備できるので資産運用を行う割合が若手より高いと思われます。
銀行員は資産運用の情報を詳しく知っているから
さらに銀行員は社内の研修で資産運用の大切さを嫌という程叩き込まれています。
そして政府が発表した施策(NISAやiDeCo等)の知識も徹底的に勉強させられるので、やった方が得だなと思ったものにまずは自身で取り組んでみるといった風土があります。
支店の営業担当などは顧客にセールスする投資信託の商品を勉強することになるので、本当に良いと思った商品は自分で投資しているケースも多いです。
銀行員から資産運用のセールスを受けた場合は、その銀行員の投資している商品を聞いてみるのもいいかもしれません。
銀行員に人気の資産運用は?
銀行員というのは資産運用のことを考える機会が人よりも格段に多い職業です。その分自分の資産形成に対するモチベーションも高いです。
銀行員はどういった資産運用を行なっているのかをご紹介します。
投資信託
銀行員の運用の王道は投資信託です。ただ投資信託を買うだけではなく、工夫しているケースが多いです。
その工夫はNISA口座を活用するものです。年100万円までのリターンが非課税であることはメリットが大きいです。
さらに積み立て型NISAを使うと毎月の給与天引で投資信託を買うことができるので、投資期間の分散を自動的に行うことができています。
また採用商品の工夫もしています。世の中にはノーロードと言われる投資信託があります。これは手数料が無料の投資信託です。
これを利用することで売買時に発生する手数料や毎年の信託報酬を抑えることができるので、資産形成にはもってこいです。
【参考:投資信託のリスクは?本当にオススメなのか現役銀行員が解説】
逆に銀行員に人気が低い投資信託は、毎月分配型の投資信託です。
毎月分配だと投資効率を上げる複利効果が薄い上、分配金を出すために元本を削ってでも分配を継続する投資信託もあるので資産形成には不向きです。
こういった投資信託は最近、銀行内部でも販売を自粛するような動きも出てきています。
投資信託について、私が執筆した記事はこちらから一覧で確認できます。ご興味がある方は併せて参考にしてみてください。
保険
保険で運用というとあまりイメージがつかないかもしれません。ここでいう保険は一時払い生命保険です。
簡単に例を挙げますと、100万円の資金を一度に払い込み、生命保険を契約します。この生命保険の期間は10年とか20年になります。
この期間は100万円を引き出して使ったりはできませんが、10年後、20年後の保険契約が終了する時に100万円プラスアルファで返ってくるというものです。
最近の流行りは、保険金の運用を外貨でやるというものです。注意すべきところは返ってくるときの通貨がその時の相場によっては損する可能性があるということです。
ある程度の資金があれば、保険は安全性が高いうえ、安定して資金を増やすことができるツールです。
不動産
不動産投資をしている銀行員も一定数いるようです。あまり人には言わないことが多いですね。
全国転勤の銀行員の場合、例えば東京のマンションの一室を買って住んでいたとしても、ある時例えば大阪に異動となったとしましょう。
そうすると東京のマンションを空き部屋にしておくのはあまりに経済的損失が大きいので、誰かに貸し出すことになります。
これは勝手に不動産投資をしてしまっているという状態です。もっと積極的に不動産投資をされている方もいらっしゃいますが、数としては多くないと思われます。
【参考:不動産投資は会社員に有利な投資!審査が通りやすく副業に最適!】
仮想通貨
一時大流行りした仮想通貨をやっている方もいます。
銀行員はFXが禁止されていたり、株式投資も制限されているのでなかなか大きなリターンを得られる運用手法がない中で、仮想通貨は禁止されてはいないので手を出す人もいました。
大抵の銀行員は保守的なので、ビットコインが大暴落した後ではあまりやっている人を聞かなくなりました。
銀行員の資産運用 さいごに
銀行員も老後の危機感は感じています。ただ銀行は規制業種でもあるので、できる運用はオーソドックスなものに限られています。
そこで自分たちの仕事と親和性の高い投資信託がまずは対象となるのだと思います。あまり特殊でグレーな手法だと社内でマークされてしまいますからね。
投資信託を買う際は銀行員の投資している銘柄を聞くというのはかなり参考になります。
どうしてそれを選んだのかなど逆にどんどん突っ込んでみてください。その中で自分の目も磨かれていくと思います。